シューベルト 「交響曲第9番《ザ・グレイト》」
シューベルトの交響曲第9番は、長いあいだオーストリアのウィーン楽友協会がその楽譜を持ったまま、一度も演奏されることなく、シューベルトはこの世を去ってしまいました。この曲はシューベルトの死後、作曲家のシューマンによって、世のなかに広められ、シューベルトの前作の交響曲よりも演奏時間が長かったため、「ザ・グレイト」という愛称で呼ばれるようになったそうです。
ちなみに、交響曲第9番と言っていますが、実際にシューベルトが作曲した交響曲は9曲なかったという説もあり、この曲を9番→8番に訂正して呼んでいる場合もあります。(その場合、ひとつ前の未完成交響曲は8番→7番に訂正されています。)
まずはYouTubeでどんな曲か聴いてみよう!
名盤CDセレクション
シューベルトの交響曲第9番の名盤については意見がいろいろ分かれるみたいですが、逆にいうと名盤や名演奏が多いということでしょうか。古くはフェルトヴェングラーによる演奏が、大きな価値があるように思いますが、僕はあまり古い録音を聴きたいとは思わないので、あえて古い録音のものは紹介するのはやめておくことにして、自分が好きでよく聞いているものを紹介してみたいと思います。指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー 演奏:リヨン歌劇場管弦楽団
(録音1986年 デジタル録音)
指揮:サイモン・ラトル 演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(録音2005年 デジタル録音)