ベルリオーズ 「幻想交響曲」

ルイ・エクトル・ベルリオーズ ルイ・エクトル・ベルリオーズ
(1803年12月11日 - 1869年3月8日) 【フランス】

幻想交響曲』で良く知られているフランスのロマン派音楽の作曲家である。この他に『死者のための大ミサ曲』(レクイエム、1837年)にみられるように、楽器編成のはなはだしい拡張や、色彩的な管弦楽法によってロマン派音楽の動向を先取りした。 ベルリオーズの肖像はかつてフランス10フラン紙幣に描かれていた。 《引用:http://ja.wikipedia.org

ベルリオーズ 「幻想交響曲」について

この曲の誕生の裏には、ある恋のエピソードがあります。面白いので簡単にご紹介してみます。

若きベルリオーズはパリ公演中だったイギリスのシェイクスピア劇団の女優ハリエット・スミスソンに熱烈に恋をします。彼は彼女に手紙を書いたり、面会を頼んだりとアプローチを続けますが、あえなく撃沈(残念)。
スミスソンはイギリスに帰ってしまいます。

しかしこの失恋への想い(執念?)が、200年ものあいだ聴き継がれる名曲を生むのです。

ベルリオーズはスミスソンを引きつけようと作品を構想します。しかし激しい孤独感に襲われ、愛ゆえの憎しみの念が募ります。そんな中、作曲されたのがこの「幻想交響曲」です。

「幻想交響曲」にはストーリーがあります。

【第1楽章「夢、情熱」】
・彼女へ恋の情熱を綴ります。
(ベルリオーズは文章でこう表現しています。魂の病、情熱の熱病、憂鬱の情熱、火山のような愛情、胸を締めつけるような熱狂、そして発作的な嫉妬、厳かな慰み)…かなりキテますね^^;

【第2楽章「舞踏会」】
・とある舞踏会の華やかなざわめきの中で彼は再び愛する人に巡り会う。…いいですね、ロマンスです^^;

【第3楽章「野の風景」】
・夕暮れの田園風景(フランスだからプロヴァンスあたりでしょうかね?)を歩く彼。穏やかなのもつかの間、「もしも彼女に捨てられたら」と不安が募ります。すると遠くのほうで雷鳴が。…恋と不安はいつも表裏一体ですね^^

【第4楽章「断頭台への行進」】
・彼は夢の中で愛していた彼女を殺し、死刑を宣告され、断頭台へ引かれていきます。…ああ、なんてことをしてしまうんですかベルリオーズさん^^;(ちなみにこの曲の最後にはギロチンと首が飛ぶ音も表現されています)

【第5楽章「魔女の夜宴の夢」】
・彼の葬儀に、亡霊・魔法使い・あらゆる種類の化け物が集まり騒ぎます。殺害した彼女の霊も、悪魔の大饗宴に加わります。…最後はもうめっちゃくちゃですね(笑)^^;

どうでしょう?かなりクレイジーです。

しかし、やりましたよベルリオーズさん!
この曲で念願だったローマ賞を受賞するんです。

まぁその後、別の女性と婚約までいって婚約破棄されて、相手と家族を殺そうとしたり、自殺しようとしたりまたまたクレイジーな私生活を送るんですが。。。

でも、ここからが重要なんです。

名曲誕生から3年後、彼の演奏会に、あのシェイクスピア劇団の女優ハリエット・スミスソンが「幻想交響曲」を聴きにくるのです。(キャー運命の再会!)
そして、なんと、ベルリオーズとスミスソン、結婚しちゃいます。パチパチパチ。

まぁ結局最後は仲たがいして、ずっと別居するんですけどね。ふぅ~。

まずはYouTubeでどんな曲か聴いてみよう!



名盤CDセレクション

指揮: シャルル・ミュンシュ 演奏: パリ管弦楽団

(録音:1967年10月 アナログ)  
110年の歴史を持つEMIレーベルの中でも名盤の誉れ高い1作などと言われてますが・・・
確かに名演なのですが、かなり古い録音なので、音質があまりよくありません。
デジタルの綺麗な音になれた耳にはちょっとキツイかも。初心者さんが初めて聴くにはあまりお勧めしません。

アマゾンで確認


指揮: 小澤征爾 演奏: サイトウ・キネン・オーケストラ

(録音:2008 デジタル)
小澤征爾は、幻想交響曲が得意みたいですね。
ボストン交響楽団との録音版もありますし、サイトウ・キネン・オーケストラとのCDも2枚ありますが、僕はこの2008年版が好きです。
長野県松本でのライブ録音ですが、非常に熱気が伝わってきます。

アマゾンで確認


指揮: ワレリー・ゲルギエフ 演奏: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

(録音:2003 デジタル)
ゲルギエフ&ウィーン・フィルの幻想交響曲ということで、かなり期待して聴いたのですが、ちょっと期待しすぎました(笑)
悪くはないと思うのですが、やはりゲルギエフ&ウィーン・フィルに過剰な期待があるせいか、物足りないなぁってのが正直な印象ですかね。・・・あくまで個人的な意見としてね。

アマゾンで確認

アマゾン☆ランキング


サブコンテンツ

このページの先頭へ