マーラー 「交響曲第9番」

グスタフ・マーラー グスタフ・マーラー
(1860年7月7日 - 1911年5月18日) 【オーストリア】

ウィーンで活躍した作曲家、指揮者。交響曲と歌曲の大家として知られる。 《引用:http://ja.wikipedia.org

マーラー 「交響曲第9番」について

マーラーが生前に完成させた交響曲は9つですね。なので、この交響曲第9番が最後の交響曲ということになりますね。交響曲第10番というのもあるのですが、こちらは執筆中にマーラーが他界したため未完成に終わりました。

しかし実は本当はマーラーのこの交響曲第9番は、マーラー作曲した交響曲の10曲目なんです。マーラーは8番のあとに作った曲になぜか9番と名付けなかったのです。その曲のタイトルは交響曲『大地の歌』です。

なぜマーラーが9つ目として完成した交響曲にナンバーを与えなかったというと、ベートーヴェンから続く交響曲のジンクスを恐れたからだと言われています。大作曲家は交響曲第9番を作ると死んでしまうというジンクスです。

まさかそんなことマーラーがホントに信じたのかと思うかもしれませんが、マーラーがベートーヴェンをとても崇拝していたので、やはり怖かったのでしょうね。で、結局、9つ目に作曲した交響曲は『大地の歌』という名前をつけてナンバーを与えなかった。

そしてそれでジンクスを乗り越えたと思ったのでしょうね。その次の交響曲についに第9番のナンバーを与えたわけです。しかし運命のいたずらと言うものは恐ろしいもので、わざわざひとつずらしたことがアダとなったのか、結局この交響曲第9番がマーラーの最後の交響曲になってしまいました。

マーラーは完成した楽譜に対して、演奏を繰り返しながら何度も何度も修正を加える作曲家だったそうです。なので、産声を上げてすぐ産みの親を亡くしたこの第9番は、マーラーの度重なる修正が加わっていないウブな状態の曲だと言えるかもしれませんね。

まずはYouTubeでどんな曲か聴いてみよう!



名盤CDセレクション

指揮:クラウディオ・アバド 演奏: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

(録音1999年 デジタル)
第9番においてもアバド&ベルリン・フィルは完璧な演奏ですね。
精緻でタイトな演奏なので、バーンスタインのような熱い感情移入系の演奏が身に染みている方にはあまり好まれないのかもしれませんが・・・

デジタルのクリアな音に慣れている僕には、これぐらい鮮明でしっかりと一音一音の音が聞き取れるような演奏のほうが楽しいので、アバド&ベルリン・フィルの演奏は特に重宝しています。

アバドの指揮はスコアを丁寧に演奏してこそ絞り出すことのできるこの曲本来の感動を伝えてくれる気がします。

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指揮:デイヴィッド・ジンマン 演奏: チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団

(録音2009年 デジタル録音)
このCDはSA-CD(スーパーオーディオーCD)ハイフ゛リット゛仕様なので、ホームシアターなどスピーカーを5本で聴ける環境をお持ちの方は、5チャンネルで聴くことができます。
ひとつひとつの音が洗練されていて、とても優秀な録音ですね^^
聴きやすいです。
傾向としてはアバドに似ているのかもしれませんが、ライブ録音ではなく正規録音だというところも嬉しいです。

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指揮:レナード・バーンスタイン 演奏: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

(録音1979年 アナログ録音 ライブ演奏)
クラシックの本なんかで読むと名盤中の名盤ってことになってますが、かなりボロボロの演奏らしいです。(本のなかでもそう書かれています)

当時バーンスタインは、カラヤンの最大のライバルであったわけで、そのバーンスタインがたった一度だけカラヤン率いるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したってことに価値を見出している人も多いのかな?

マーラーの交響曲は、アバドのような精緻にしっかりと演奏するタイプと、バーンスタインのように感情移入系でドップリ系の二つのタイプに分かれる気がしますが、感情移入&ドップリ系は、テンポがズレたりミスがあることよりも、感情の大きなうねりみたいなものを大切にしているのかもしれません。

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指揮:サイモン・ラトル 演奏: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

(録音2007年 デジタル録音 ライブ演奏)
サイモン・ラトルってなんか日本人からあんまり人気がないんでしょうか?
たしかにちょっと変わった演奏をする気はしますが・・・

昔ながらのクラシックファンはどうしてもカラヤンやバーンスタインと比較してしまうのでしょうかね?

特にマーラーに関してはバーンスタインの演奏を聴きなれている方が多いから、サイモン・ラトルの演奏って馴染めないのかもしれません。

でもね、実は僕は逆なんです。
バーンスタインより先にサイモン・ラトルのマーラーを聴いているので、こちらのほうが好きです。
特に僕は音の良し悪し、録音状態をかなり気にするので、21世紀に録音されたもののほうが、ダントツに音は良いわけですからね。

音楽って、その人が初めに聴いたスタイルが正だと脳が認識してしまうのかもしれませんね。
サイモン・ラトル&ベルリン・フィルのマーラー、けっこう良いと思いますよ。

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